ブランドの志を伝える。

日本水産からニッスイへ。新たなフェーズを迎えた企業の変革期にコーポレートブランドのコミュニケーションを実施することになり、サン・アドは立ち上げ時から併走。コミュニケーションの真ん中として「GOOD FOODS for YOU！」という新生ニッスイの活動スローガンを制作した。これは「人々により良い食をお届けしたい」というニッスイの志を生活者視点に置き換えて書いたものだ。このスローガンを軸に、単に企業広告をつくるだけではなくアウターからインナーまでトータルでコーポレートコミュニケーションに併走している。

ブランドの人格をつくる。

ニッスイとは何者なのか。社名は知っていても何をしている会社なのか明確に知られていないことが課題であった。そこで企業テレビCMでは、実はあまり知られていないニッスイのサステナブルな取り組みやイノベーティブな一面を取り上げた。食の新たな可能性を追求し続ける企業姿勢を伝えるテレビCMをシリーズ制作し、ブランドイメージを蓄積していった。

また、ニッスイグループは国内での事業だけではなく、実はグローバルな事業も多く展開している。例えばイギリスの伝統食であるフィッシュ&チップスの供給を支えていたり、ヨーロッパに日本の「完全養殖 黒瀬ぶり」を届けていたりする。それは単に輸出をしているという話ではない。「より良い食をお届けしたい」という志を起点にして、グループ会社と共に世界各地の食文化を支え続けているということだ。そのブランドが何者なのか、知られざる実体を伝えることで愛される人格を積み上げていくことを主題とした。