あたらしく。
あたらしく。
トラヤカフェ・あんスタンド
トラヤカフェのあたらしい挑戦。
「自由で新しいお菓子の世界の提案」というコンセプトのもと2003年から虎屋が展開してきたTORAYA CAFÉ。その進化版として2016年4月に新宿駅新南口に誕生したのが、TORAYA CAFÉ・AN STAND(トラヤカフェ・あんスタンド)だ。クリエイティブディレクター・アートディレクターとしてサン・アドの葛西薫が参加し、他にスタイリストでクリエイティブディレクターの山本康一郎氏、料理研究家の長尾智子氏、ランドスケーププロダクツの中原慎一郎氏というチームで、プロジェクトが始まった。
「あん」を、もっと気軽に。
「あん」があまり身近な存在ではない若者層に、その魅力をどう伝えるか。少子高齢化で国内市場が縮小していく中、海外のお客さまにももっと発信していきたい。気軽な食べ方、楽しみ方を提案できる場所をつくりたい。そこで生まれたのが、「あんのある生活を」というテーマ。虎屋の「あん」をペースト状にして瓶詰めした、ジャムのように楽しめる人気商品「あんペースト」を中心とした店づくりだ。チームメンバーには、そのための新商品開発やパッケージデザイン、象徴的なインテリア等の課題が与えられた。
アバンギャルドな2匹の虎。
ロゴマークは、従来のTORAYA CAFÉのロゴである「T」を、TORAYA CAFÉ・AN STANDの中心的存在「あん」がとろけるようなやわらかい形に変化させたものに。また店の象徴になるものとして、葛西の発案でアートディレクターの仲條正義氏に虎の絵を依頼し、アバンギャルドでチャーミングな2匹の虎のタイル壁画が誕生した。商品から各種ツール、内装まで統一感のあるデザインはクライアントから高く評価され、新宿店はオープン以来お客様からも好評で、狙い通りファン層を広げるきっかけとなっている。2017年10月には2店舗目となる「TORAYA CAFÉ・AN STAND 北青山店」がオープンした。