TORAYA
伝統を更新しつづける。

老舗・虎屋の全体を見渡す仕事。

虎屋とサン・アドの関係は2003年、六本木ヒルズにオープンした新業態店舗「TORAYA CAFÉ」のプロジェクトに、アートディレクターとして葛西薫が参加したことから始まった。その後、葛西は虎屋グループ全体のクリエイティブディレクターに就任。以降、パッケージデザインから店頭POP、パンフレット、広告、ギャラリーでの展示企画等すべての制作物、および新店舗のクリエイティブディレクションをサン・アドが手がけている。

変えるのではなく、整える。

葛西がまず手がけたのは、商品をとりまくデザインや書式の整理。「長い歴史と伝統によって確立された虎屋のブランドイメージを変える必要はない。それよりもまずは時間の経過の中で生じてしまったデザイン上のバラつきを整理しましょう」という提案だった。菓銘(お菓子の商品名)の書家を統一し、その書、そして言葉が活きるよう、周辺はすっきりとしたデザインに整えた。説明文や成分表示の書体や細かな文字組も時間をかけて見直した。こうした地道な整理が、現在の虎屋ブランドの土台となっている。

「その菓子らしさ」が、「虎屋らしさ」に。

「虎屋のデザインで目指すのは、『その菓子らしさ』を表現すること。それが結果として『虎屋らしさ』につながればいい」と葛西。商品や制作物は多岐に渡るため、代々サン・アドの多くのメンバーが虎屋の仕事に関わっているが、ブランド全体を見渡す葛西のディレクションのもと、その考えをきちんと理解しながら、各人の感性もおのずと反映され、ひとつひとつの商品が自然な「らしさ」をまとっている。虎屋の仕事は、パッケージ、プロダクト、空間などさまざまなカテゴリーで、ADC賞、パッケージデザイン大賞等、多くの賞を受賞している。

制作物

制作クレジット

クライアント
株式会社虎屋
サン・アド
ロゴ:
CD+AD:葛西薫 / D:掘内恭司・櫻井亮太郎 / PL:服部彩子 / Pr:坂東美和子
パッケージ:
CD+AD:葛西薫 / Pr:坂東美和子・常木宏之 【小形羊羹】 AD+D+I:引地摩里子(干支)・中本陽子(季節)・徳田祐子(空港限定) / 【中形羊羹】 AD+D+I:白井陽平 / 【水羊羹・お汁粉・「YOKAN」冊子 他】 AD+D:中本陽子 / 【夏羹・ホールインワン最中 他】 AD+D:白井陽平 / 【エッフェル塔の夕暮れ・ラムレーズン】 / AD+D:瀬古泰加 / 【とらや東京ミッドタウン店】AD:安藤基広・徳田祐子 / PL:服部彩子 / 【TORAYA TOKYO】 AD+D:中本陽子 / AD+D:徳田祐子 / C :小宮由美子 / 【とらや工房】 D:高井薫・引地摩里子・徳田祐子 / C:李和淑 / PL:服部彩子
プロダクト:
CD:葛西薫 / AD+D:徳田祐子 / Pr:坂東美和子
空間・イベント:
CD+AD:葛西薫 / Pr:坂東美和子・常木宏之 / 【とらや東京ミッドタウン店】AD:安藤基広・徳田祐子 / PL:服部彩子 【とらや東京ミッドタウン店・展示 】AD:吉瀬浩司・中本陽子 / C:片野陽子 【とらや工房】 D:高井薫・引地摩里子・徳田祐子 / C:李和淑 / PL:服部彩子
サン・アド以外の方々
ロゴ:
Type Director:小林章(ドイツ Linotype社)
パッケージ:
カリグラファー:古郡達郎(「小形羊羹」「中形羊羹」「とらや工房」) / I:Philippe Weisbecker(「TORAYA TOKYO」「YOKAN」冊子)・Philippe Petit Roulet(「エッフェル塔の夕暮れ」・小型羊羹「ラムレーズン」)・唐仁原多里(「夏羹」他)
空間・イベント:
【とらや東京ミッドタウン店 】 建築:内藤廣 / 暖簾:美濃部順一郎 / 【とらや東京ミッドタウン店・展示 】 建築:前田圭介(企画展「雨を感じる」) / 施工:息吹工藝社 / I:牧野伊三夫(企画展「笑う和菓子」) / 【とらや工房】建築:内藤廣