- 説明:
- 1年以上の時間をかけてプレゼンテーションを重ね、タイプディレクターの小林章氏の協力も得て最終形が完成した。
現在の虎屋の欧文ロゴは、2005年にアートディレクター葛西が改訂を提案し、2007年のとらや東京ミッドタウン店オープン時に初披露された。もとは丸いフォルムだったが、「太い筆で『とらや』と書かれた和文ロゴはとても“虎屋”らしい。その印象に合わせることを目指した」と葛西。黒地に金の虎の手提げ袋も初期にリニューアルしたもののひとつ。このデザインは18世紀につくられた5段重ねの重箱をモチーフにしているが、箱の重なりを示す金線を調整し、躍動感を出すために虎の体を5°だけ尻上がりにするなど、「整える」という表現がふさわしい微細な改訂を施した。
- クライアント:
- 株式会社虎屋
- サン・アド:
- CD+AD:葛西薫 / D:掘内恭司・櫻井亮太郎 / PL:服部彩子 / Pr:坂東美和子
- サン・アド以外の方々:
- Type Director:小林章(ドイツ Linotype社)