グラフィック広告の企画にあたっては、通勤客から旅行客まで1日中人混みが絶えず、情報に溢れた東京駅構内で、いかに目を留めてもらうか。また1年以上の長期にわたるキャンペーンのため、お客様を飽きさせず、忘れないでいてもらうことが大事なポイントとなった。マスコットガール「ふくらむちゃん」を主役にし、必要な情報をきちんと伝えながらも、毎回新鮮に見えることを心がけた。それはときにシンプルさであり、違和感であり、写真のトーンだった。

クライアント:
株式会社鉄道会館
サン・アド:
AD+D:藤田佳子/ C:波間知良子 / Ph:上原勇(第1期・第3期) / Pr:土井真人・中川美幸・丸山博之
サン・アド以外の方々:
CD: 神野禎治(ジェイアール東日本企画)/ ぬいぐるみ作家:片岡メリヤス / Ph:小林真梨子(第2期)・長野陽一(第4期) / ST:小山田考司 / HM:ワタナベツヨシ / 出演:シャビエル・ファン
説明:
第1期(2016年7月)は、エリア拡大がスタートすること、そして「ふくらむちゃん」というマスコットガール登場をシンプルに伝えるもの。「ふくらむちゃん」本体だけでなく、「グランスタふくらむ」の一文字一文字も、片岡メリヤス氏にぬいぐるみで制作してもらった。
説明:
第2期(2017年)の広告では、「ふくらむちゃん」が現実世界に登場。「君とふくらむ」をメインキャッチとして、新規開店の21店舗それぞれで彼氏のシャビエル君とデートを楽しむ姿を撮影し、その店舗が毎日をどう「ふくらませるか」をコピーで表現した。ふくらむちゃんファンが増えはじめ、シャビエル君の登場に嫉妬する声も多かった。
説明:
第4期(2017年)エリア拡大が完成し、グランドオープンとなる最後の広告。新規開店する9つの飲食店のメニューを「ふくらむちゃんが食べまくる」様子をチャーミングに表現した。撮影は「おいしい料理写真」に定評のある写真家・長野陽一氏に依頼。