2003年、CIリニューアル事案推進のため、サントリー社内で横断的なプロジェクトチーム、ロゴ制定委員会が発足。サン・アドはアートディレクション、クリエイティブディレクションの面で参加し、事務局の運営に携わった。社員公募全1018点の中から選ばれたデザインは、製品への汎用性、グローバル性、文化性等の観点でブラッシュアップされて完成。「水と生きる」と組み合わせ、テーマカラーは「ウォーターブルー」。水のようにやわらかいイメージ、躍動感、フレッシュなロゴとなって2005年から運用された。その後、「水と生きる」は環境活動はじめ環境に関するR&Dや地域支援の取り組みなどのバックボーンとなって、さまざまな仕事に発展・継承されていった。それはいまも現在進行形である。

クライアント:
サントリーホールディングス株式会社
サン・アド:
【サントリーコーポレートマーク 2005年〜】選定委員:葛西薫(選定委員チーフ)・安藤隆 / Pr:岸良真奈美 【慶応医学部・サントリー共同研究プロジェクト 2015年〜】CD:古居利康 / C:安藝哲朗・片野陽子 / AD:岡本学 / D:増田豊 / Pr:岸良真奈美 【熊本復興支援プロジェクト 2016年〜】 CD:古居利康 / C:藤村君之 / AD・D:白井陽平 / Pr:岸良真奈美
サン・アド以外の方々:
【サントリーコーポレートマーク 2005年〜(所属会社名、役職名は2005年当時)】選定役員:佐治信忠(サントリー代表取締役社長)・鳥井信吾(サントリー取締役副社長)・深井汪(サントリー取締役副社長)・立木正夫(サントリー専務取締役 / コーポレートコミュニケーション本部長)/ 選定委員:小郷三朗(サントリー宣伝事業部長)・加藤芳夫(サントリーデザイン部長)・浅倉正(サントリーデザイン部)・坪松博之(事務局長 / サントリーコーポレートコミュニケーション本部) / 海外選定委員:Matthew・Carter(アメリカ) / 小林章(ドイツ Linotype社) / 海外協力会社:ライノタイプ・ライブラリ社 / 日本地域顧問:高岡昌生 / AD:水口洋二(協力者:Karl Leuthold / 牛島志津子)
サントリーコーポレートマーク(2005年〜)
社内啓蒙ツール(2005年〜)
説明:
新CIの実施にあたっては、社員のコンセンサス形成が大事だった。社内が一丸とならなければ社外への発信もできない。2005年を「新創業」元年と捉えたポスターを社内各所に掲出したり、新CIでデザインした名刺を配布する際、新ロゴマークの誕生ストーリーを名刺サイズの小冊子にして同封したり、地道な取り組みをおこなった。
社内啓蒙ツール(2005年〜)
説明:

新CIの実施にあたっては、社員のコンセンサス形成が大事だった。社内が一丸とならなければ社外への発信もできない。2005年を「新創業」元年と捉えたポスターを社内各所に掲出したり、新CIでデザインした名刺を配布する際、新ロゴマークの誕生ストーリーを名刺サイズの小冊子にして同封したり、地道な取り組みをおこなった。
慶応医学部・サントリー共同研究プロジェクト(2015年〜)
説明:
「生命をめぐる水」は、生体内の水に関する研究を進める慶応大学医学部・安井正人教授と、「水と生きる」をコーポレートメッセージに掲げ、社会と自然のより良い共存をめざすサントリーが協働し、水と健康の関係をさぐるプロジェクト。サン・アドはプロジェクトのネーミングとシンボルマークのデザイン、WEBサイトの企画・デザインに携わった。
熊本復興支援プロジェクト(2016年〜)
説明:
2016年、熊本復興のお役に立ちたいという思いから生まれた『サントリー水の国くまもと応援プロジェクト』。メッセージ「ずっと、あなたと、熊本と。」に込めたのは、熊本県内に生産工場をもつ企業として、これからも熊本とともに歩んでいきたいという決意。ロゴマークの2つの滴は、“森と水”“地域の皆様とサントリー”といった2つが寄り添う姿をモチーフにした。