YAMAYA
接点の数だけ、デザインがある。
やまや
求められたのは、クオリティと統一感。
サン・アドは2012年より、福岡の明太子メーカー「やまや」からの依頼を受け、ブランディングを担当。「やまや」の主力商品は明太子だが、その中にも多くのラインナップがあり、さらに明太子以外の商品も数多く手がけていた。「デザインのクオリティを上げつつ、全体に統一感を持たせ、『やまや』のブランディングを確立させたい」。それが、サン・アドに課せられた使命だった。
広がる領域。広がるチーム。
「デザインの質を高めつつ統一感のあるパッケージを」という要望に応えながら、サン・アドはその後、商品ネーミング、包装紙や紙袋、カレンダー、店舗設計にいたるまで幅広い領域をトータルに手がけることになる。それに伴い、サン・アド社内のスタッフも増員されていった。クリエイティブディレクターの大森を中心にチーム内で議論を重ね、あらゆる接点での消費者とのコミュニケーションを組み立てていく。まさに、サン・アドらしい仕事のひとつだ。
受賞と、売り上げと、幸福な仕事。
2013年の「やまや天神本店」店舗リニューアルでは、福山市出身の建築家・前田圭介氏とチームを組み、一歩足を踏み入れただけで「やまやとは何か?」が伝わる店舗を目指した。このように、非常に多くの領域を手がけた「やまや」の仕事では、日本パッケージデザイン大賞(高級明太子・たらこ「北海道産原料使用 きらり」)などの受賞のほか、パッケージ刷新後に売上が大幅に伸びる商品が出るなどの成果もあり、広告主にとってもサン・アドにとっても幸福な一連の仕事となった。
制作物
制作クレジット
クライアント
株式会社やまやコミュニケーションズ
サン・アド
CD+AD:大森清史 / AD+D:島田陽介・徳田祐子・小林昇太 / C:内藤零・公庄仁 / I:大森清史(「明子の唇」) / カリグラフィー:伊比由理恵(「きらり」他) / Pr:坂東美和子・橋本祐樹
サン・アド以外の方々
I:蓬田やすひろ(「きらり」) / 建築:前田圭介(UID建築設計) / ディスプレイ:渡邉世志治・寺嶋覚・櫻井洋介(息吹工藝社)