金のさんま

ブランディングで、復興に貢献。 宮城県気仙沼市の水産加工会社「斉吉商店」は、2011年の東日本大震災で工場・店舗を失った。それを機に一からブランディングを始めることとなり、「斉吉」のロゴや商品のパッケージデザインをはじめ、全体のブランディングをサン・アドが手がけている。「金のさんま」は、気仙沼が水揚げ日本一を誇るさんまを、創業から継ぎ足してきた煮汁で佃煮にした看板商品。パッケージ本体の形と色を白にすることでお皿に乗っているイメージを表現し、筆文字の商品名は虎屋の菓銘も手がける書家・古郡達郎氏に依頼。洗練されたイメージづくりと近年のグローバル化も見据えて、商品説明と産地名を英文でも表記した。本商品は「第62回全国水産加工たべもの展 水産庁長官賞」などを受賞。ブランディングという方法で、気仙沼の水産加工業の復興に貢献している。

クライアント:
株式会社斉吉商店
サン・アド:
CD+C:笠原千昌 / AD:吉瀬浩司 / D:引地摩里子 / Pr:坂東美和子・荒木拓也
サン・アド以外の方々:
カリグラフィー:古郡達郎