葛西薫カレンダー

「しぐさ」を想像してつくる。 ANDO GALLERY 安東孝一氏からの、葛西自身が使いたいと思うカレンダーをつくってほしいという依頼で生まれたカレンダー。玉(月や日付)だけのシンプルなもので、罫線なしとありの2種類がある。見た目からは気づきにくいが、ユニークなのがページの仕組み。二つ折りになった六枚の紙を重ね、専用にデザインしたフック「Kハンガー」でまとめてあり、「裏返す」と「はずす」という動作で月を切り替えることができる。「カレンダーを破りとるのが嫌で。着替える感覚にできないかと、しぐさを想像しながらつくった」と葛西。「無名性をめざした。醤油差しみたいに使って欲しい」。その言葉通り、2002年の発売以来定番化し、長く愛され続けている。

クライアント:
株式会社アンドーギャラリー
サン・アド:
AD:葛西薫 / D:池田泰幸 / Pr:服部彩子
サン・アド以外の方々:
CD:安東孝一(ANDO GALLERY)